【6/25終了】 大阪市高速電気軌道㈱(愛称・大阪メトロ)代表取締役社長 河井 英明 氏 【第452回早朝講演会】

【6/25終了】 大阪市高速電気軌道㈱(愛称・大阪メトロ)代表取締役社長 河井 英明 氏 【第452回早朝講演会】

SKC企振連・船場経済倶楽部第452回早朝講演会の案内です。
【講 師】大阪市高速電気軌道株式会社 代表取締役社長  河井英明氏
【テーマ】「 民営化~真のメリットの具現化に向けて~ 」
【講演内容】大阪市高速電気軌道㈱(愛称Osaka Metro=大阪メトロ)の民営化1年目にあたる2019年3月期のグループ連結決算でのもうけを示す営業利益は、昨年7月時点に想定していた391億円を大幅に上回る456億円となり、前期比で大幅な増益となりました。このような結果を導いた今回の講師、大阪メトロの河井社長は、パナソニック元専務で、在職中にコスト削減を推し進めた手腕をかられての起用でした。
民間でのコスト管理術を、人員配置の見直しなどを通じて合理化を進め、大阪メトロにおいても1年目から成果を出されています。
鉄道・バス事業において、安全・安心、顧客満足、事業の安定性を重視することはもちろん、駅ナカ・地下街の既存の空間価値を高めるとともに、沿線の都市開発を軸に新たな事業を創造・拡大していくことで、鉄道以外の新たな柱となる事業の創出することが、大阪メトロの中期経営計画に盛り込まれています。また、顧客の同意を得た顧客データをもとに、既存事業の進化・新規事業開発を推進するデジタルプラットフォームの構築・収益化を大阪メトロでは目指されています。
この様な取り組みの中で、安全・安心な運行へのコミットメント、お客様への提供価値の一層の向上、事業成長・事業多角化への挑戦、しっかりした経営基盤づくりを行い、民営化のメリットを具現化し、今後も大阪の活性化に貢献されようとしています。
変わり続ける大阪メトロのトップとして、舵取りをされる講師のご講演をお楽しみください。

【開催日時】2019年 6月25日(火)午前8時~9時30分
朝食:午前8時00分~       講演:午前8時30分~9時30分

【開催場所】 大阪第一ホテル(大阪マルビル)6F
大阪市北区梅田1丁目9-20(地図はこちら

【会  費】会員・初参加の方 5,000円、2回目のビジター  6,000円

※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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詳細はこちらのフェイスブックをご覧下さい。
どなたでもご参加いただけます。参加希望の方はこちらからお申込をお願いします。

【6/5終了】  総会・月例会 記念講演 学校法人 谷岡学園 理事長 谷岡一郎 氏

【講 師】 学校法人 谷岡学園 理事長 谷岡一郎 氏

【テーマ】 「みんな誤解しているIR(含カジノ)の本当の姿」

【講演内容】 依存症、犯罪の増加、マネーロンダリングなどを理由にIR(カジノを中心とする統合型リゾート施設)の開設に反対する意見が依然として多くあります。犯罪や依存症の観点からギャンブルを研究してきた谷岡氏は、それらは根拠のないものが多く、カジノと犯罪発生率、依存症患者の上昇率には相関関係がないことは世界の研究者の間ではもはや常識になっていると主張されます。法律と制度で健全に運営されているのが、今のIRであり、景気が悪いときでも一定の観光客が訪れ、安定的な収益が見込め、今の財政難の日本において待望論も多くあります。今回は大阪万博が決まった後、大阪ひいては関西経済において、最もホットな話題となるであろうIRについて、IRとは一体何なのかというところから、今後の展望まで、第一人者の講師にご講演頂きます。

【開催日時】 2019年6月5日(水)
午後6時~   定期総会(審議、各表彰)
午後6時30分~ 月例会 (記念講演、懇親会)
【開催場所】 大阪第一ホテル  大阪マルビル 6階
大阪市北区梅田1丁目9-20 (地図はこちら

【参加費】 会員:7,000円         ビジタ-:8,000円(共に懇親会費含む)
ビジターの方は月例会からの参加となります。

※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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【終了】 日本銀行理事 大阪支店長  山田泰弘氏  【第451回早朝講演会】

SKC企振連・船場経済倶楽部第451回早朝講演会の案内です。

【講 師】 日本銀行理事 大阪支店長   山田泰弘氏

【テーマ】 「  関西経済の現状と展望  」

【内 容】 昨年、関西経済は、生産や消費が好調に推移し、緩やかな改善が続きました。一方で、大阪北部地震や相次いだ台風による自然災害に見舞われた一年ともなりました。そのような中、近畿地区の景気の現状は「緩やかな拡大を続けている」との総括判断が、今年の4月においても維持されました。背景として、①訪日外国人客(インバウンド)消費と輸出・生産が牽引力を維持している、②内需の改善基調が維持されていることなどが挙げられています。
2025年万博の経済効果について、講師は「施設など建設投資増加による直接効果に加え、来場者を見据えたホテル建設など関連投資も見込まれる。商業施設、交通インフラの整備などが期待される」と幅広い効果が及ぶとの認識を示されています。
心配な面としては、「関西は、他府県に比べて、消費激戦区であり、消費については、厳しい状況である」こと。また、関西の金融界では今年の4月に地銀3行が経営統合して関西みらいフィナンシャルグループ(FG)が発足するなど、再編が進んでいますが、「関西の競合の厳しさは全国有数」と講師は指摘されます。業績の改善を見込めない地銀は、他地域の地銀も含む提携で打開を図る再編も予想される状況となっています。
日本銀行の歴史・概要、世界経済の状況を踏まえ、関西経済の現状と展望についてご講演いただきます。

【開催日時】2019年 5月29日(水)午前8時~9時30分
朝食:午前8時00分~       講演:午前8時30分~9時30分

【開催場所】 大阪第一ホテル(大阪マルビル)6F  大阪市北区梅田1丁目9-20 (地図はこちら

【会  費】 会員・初参加の方 5,000円、 2回目のビジター  6,000円
※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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【5/15終了】 本音で語り合う仲間づくり!! 【第335回月例会】

SKC企振連・船場経済倶楽部第335回早朝講演会の案内です。

【テーマ】「 本音で語り合う仲間づくり!! 第2弾」

【内 容】4月の月例会は、船場経済倶楽部の新しいスタイルを皆様とともに確立すべく、運営委員会が「本音で語り合う仲間づくりの場」を創造したいと発案し、会員同士だけでなく、ゲストの方々とも親交を深める月例会として開催致しました。
今回の月例会はその第2弾!!として、ご参加された皆様には「多くの刺激を頂いた」「学びの多い会だった」「今思う悩みを相談してアドバイスをもらえた」と思っていただける月例会を企画しております。
皆さまも「本音で語れる仲間づくり」としての月例会へのお越しをお待ちしております。

【開催日時】2019年 5月15日(水)午後6時30分~8時30分

【開催場所】 大阪第一ホテル(大阪マルビル)6F  大阪市北区梅田1丁目9-20 (地図はこちら

【プログラム】◎当倶楽部事業・活動報告  ◎自己紹介など  ◎交歓交流(名刺交換)懇親会タイム

【会  費】会員・初参加の方 7,000円、2回目のビジター  8,000円

※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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【4/22終了】 本音で語り合う仲間づくり!! 【第334回月例会】

SKC企振連・船場経済倶楽部第334回月例会の案内です。

【テーマ】「 本音で語り合う仲間づくり!! 」

【内 容】皆様ご存知の通り、船場経済倶楽部は、「人々が集まり交流する場」をコンセプトに活動し、1980年から現在まで40年もの歴史がある異業種交流団体です。日本の経済を支えて来られた大手企業の経営者から、これからの日本を支える若手経営者・ビジネスマンまで、幅広い方々が会員としてご参加頂いています。
今回の月例会は、船場経済倶楽部の新しいスタイルを皆様とともに確立すべく、運営委員会が「本音で語り合う仲間づくりの場」を創造したいと発案し、会員同士だけでなく、ゲストの方々とも親交を深める月例会として開催致します。
ご参加された皆様には「多くの刺激を頂いた」「学びの多い会だった」「今思う悩みを相談してアドバイスをもらえた」と思っていただける月例会を企画しています。
皆さまも「本音で語れる仲間づくり」としての月例会へのお越しをお待ちしております。

 

【開催日時】2019年 4月22日(月)午後6時30分~8時30分

【開催場所】 大阪第一ホテル(大阪マルビル)6F  大阪市北区梅田1丁目9-20 (地図はこちら

【プログラム】◎当倶楽部事業・活動報告  ◎自己紹介など  ◎交歓交流(名刺交換)懇親会タイム

【会  費】会員・初参加の方 7,000円、2回目のビジター  8,000円

 

※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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【終了】 大阪府・大阪市特別顧問、大阪府立大学教授  橋爪紳也氏 【第450回早朝講演会】

SKC企振連・船場経済倶楽部第450回早朝講演会の案内です。

【講 師】大阪府・大阪市特別顧問、大阪府立大学教授  橋爪紳也氏

【テーマ】「いのち輝く未来社会のデザイン 1970大阪万博から、2025年大阪・関西万博に向けて」

【内 容】2025年大阪の地で万国博覧会が開催されることは皆様ご承知の事ですが、その誘致に際し大阪府・大阪市の特別顧問としてまた、「国際博覧会大阪誘致構想検討会」の委員長も務められ開催決定の立役者のお一方である、橋爪紳也教授を講師にお招きします。
橋爪教授は万博のテーマを『いのち輝く未来社会のデザイン』とされ、ロボットやライフサイエンスなど人の命をサポートする技術の進歩が著しい先進国で、人生100年時代といわれる一方、感染症で幼児が命を落とす国もある。それらを解決する先端技術を世界中から集めたいと構想されておられます。2025年大阪万博は今までにない万博であると言われておりその内容についての期待と展望等ご講演いただきます。

【開催日時】2019年 4月17日(水)午前8時~9時30分
444444朝食:午前8時00分~       講演:午前8時30分~9時30分

【開催場所】 大阪第一ホテル(大阪マルビル)6F  大阪市北区梅田1丁目9-20 (地図はこちら

【会  費】会員・初参加の方 5,000円、2回目のビジター  6,000円

※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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コドモエナジー株式会社 代表取締役 岩本泰典氏 企業訪問

日 時 平成31年2月5日13:30~15:00

訪問企業人 コドモエナジー株式会社 代表取締役 岩本 泰典氏

訪問者 田中祥宏理事長・赤松隆裕委員長・中井康之委員・谷戸利行委員・藤原悠貴委員・
・・・・事務局山本豊・

コドモエナジー株式会社 http://www.codomo-e.co.jp/

 

 

赤松委員長      趣旨説明(SKC概略と企業訪問について)

岩本氏履歴     1962年3月14日生まれ。

大阪市旭区で育ち高校卒業後18歳で仕事を始め、24歳で株式会社アルファユニットを設立。内装業から始まったビジネスを軸にTOTOや大阪ガスなどの大手企業の工事会社として国内外の著名ホテル客室のユニットバスやリフォームなどを手掛けた。そしてものづくりのサプライヤー向け品質管理代行・修正を行うスキームを確立。

「地球環境を壊さず次世代の子供たちの為、環境にやさしいモノづくり」をテーマに、2004年コドモエナジー株式会社設立。蓄熱式床暖房装置を開発販売する。

 

共同経営者の急逝に伴い2007年代表取締役に就任し、事業再構築をする方向で有田焼と出会い、そして、失敗と人との出会いから好転に向かい「ルナウェア」の商品化を手掛ける。2012年第4回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞受賞。

“被災地でものづくりを”と考え福島県双葉郡川内村を訪れ、元の生活を取り戻そうと必死に取り組んでいる地元の方々と共に歩むと決める。この地を災害に強い避難誘導標識「ルナウェア」の製造拠点にする事が、コドモエナジー株式会社の使命であると確信し、2014年川内村に工場を建設する。

 

続いて2016年11月村内に唯一のカフェ「CaféAmazon福島1号店」(タイ石油公社PTTがタイ国内外で2,009店舗運営するカフェの日本第一号店)を出店。現在も、被災地の復興支援に注力をする。

 

※「ルナウェア」とは有田焼400年の技術と蓄光機能を融合した世界初の磁器商材。
電気を使わない、災害やエコなど幅広い分野で活躍する新素材です。
電気を必要としない非常誘導灯として商品化されています。
コドモエナジー株式会社 http://www.codomo-e.co.jp/

 

御社の成り立ち、同業他社さんとの違いと強み→競合他社は存在するのか→その技術を使って新たな取り組み→スタッフの方々に気を遣われていること→今後の目標・事業展開など→若い世代に向けてのメッセージというインタビューの内容順にお話し頂きました。

岩本氏
【自分の原点】

青年会議所(以下JC)時代に理事を経験しておりまして、SKC船場経済倶楽部の名も聞いています。

JC6年間の中残り3年間を必死で行ったその中、理事選挙で1年目落選しました。その時の理事長が落選させたことを後悔させてやるという気持ちで翌年の選挙で残り2年間理事として務め、その際の繋がりが今でも素晴らしい仲間であります。

JCを卒業し毎日のようにJC理事として奔走していたのがポッカリ穴の開いたような生活となり他の会にも行ったが冷めた熱が再燃することがなく、元々の職業建築業(リッツカールトン大阪や阪急インターナショナルなども手掛けた)を生業としているが、大きな物件はやはり儲かったが、バブル崩壊などで低迷となり、その際に、今のようなリフォーム事業などの言葉もない時代、大手よりも先に、今でこそ当たり前のバスルーム全体をユニットとして施工するパッケージを生み出し大阪ガスと提携。簡単リフォームなど大阪ガスさんが行っているサービスの柱は、私ども行ったものです。当初はブルーオーシャンだったが、その後同様の事業を展開する企業が増え、レッドオーシャンになりました。

そんな時、自動車メーカーが不良品の部品の選別に苦労し、生産効率が下がっていることを知る。そこに商機があると思い、次の事業として自動車部品の選別事業を始めました。

一部品(エアバッグ一つでも)30~40社ほどの部品メーカーが関わっているなか、必要数しか発注しないメーカーにとって不良品の扱いがラインを止めることで生産効率を下げるため、その下請けとメーカーとの隙間で部品選別の事業を行いました。

他社との差別化のポイントは、請負企業では初めての時間フィーで請け負ったことでした。これが当たり、事業拡大につながった。

それがコドモエナジーではなくもう一つの会社、株式会社アルファユニットで、この会社は建築と選別作業の両建てで順調な利益を出しています。

【発想の展開・出会い】

そして、コドモエナジー株式会社が出来たきっかけは、建材系株式会社の営業部長さんと昔からの付き合いの中で、共同経営で何か新しい事業をしないかという話になり、建築屋の僕が言うのも変だが、今の建材は環境に配慮しているとは言えないので、環境に配慮したものを作る会社を作るとかなり大雑把な事業内容でしたが起業することになりました。

また、特に私の子供がアトピーだったのもその一因です。

そして、コドモエナジー株式会社は、東京都港区虎ノ門3丁目という映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の舞台にもなった場所からスタートさせました。

元々この会社は、上場ありきで作った会社で大手金融機関2社からの出資と自己資金で蓄熱式床暖房を開発し販売して順調に事業軌道に乗り始めました。

ところが、共同代表の元営業部長の友人が2期目の決算目に志半ばで他界。

【一度目の窮地】

その後、その会社を自分でしようと決めた矢先、通帳にはほとんどお金が残っていない状態で、尚且つ翌月に3500万円の支払いというとんでもないことになったのですが、全ての資材など売却し返済に充てた。それも糧に東京から大阪に移転させ再起を図りました。

【出会い・キッカケ・転機】

平成17年頃にたまたま九州の友人から有田焼の窯元が独自製法で蓄光顔料を絵付し焼き上げた製品を作っている職人を紹介されまして、私自身、陶器はTOTOの便器などしか触れたことはなく(笑)、工場も見学した程度であったのでそのまま名刺交換程度でその場は終え、その後、ダルビッシュ有氏のお父様からの依頼で息子のパーティーで、日本の焼物(お皿)をプレゼントしたいのでどなたか紹介してほしいと言われ、その際に食器メーカでは最大手の株式会社ノリタケを紹介したのだが、1ロット1万セットと言われたそうで、ダルビッシュ氏も目を丸くし再度別のところを紹介して知ってほしいということになり以前に名刺交換した有田焼の窯元を思い出し連絡を取って作らせることになったのです。

【ターニングポイント】

有田焼の窯元も東京進出したものの、その権利を商社に取られそうになったりし全く日の目がでず困っていたそうで、じゃあということで試作をさせたところ技術は一級品であるが、家内工業的な状態で、言えば自動車部品の選別作業からするとものすごく大雑把なところがあり、精密さには程遠い感じでしたね。

建築屋としては、一陶器製品でもいかに精密さを求められるかという世界からすれば、大したことないと思いつつも、週に一度は有田まで行き、研究など重ね徐々に商品価値も高めていきました。

また、競合他社として大塚オーミ陶業株式会社さんがあるのですが、東京都との契約と消防法などで定められている蓄光素材製品の出荷しているのですが、これがまた、光らない、耐久性もなくすぐ割れてしまうなど、大手ならではの感じとその他にも何社かあるのですが、これも若干ややこしい感じのする会社もあるんですが、どこの製品も光りにくいものばかりで、それは、蓄光顔料がものすごく高く1㎏15万円ほどしたぐらいですからね、簡単には不具合なども出せず、どの会社も苦労していました。

【二度目の窮地】

その後平成20年にあのリーマンショックがやってきて、自動車部品の選別事業に軸足を置き過ぎていたので、自動車を買わない=作らない=選別作業も激減と最悪の状態となってしまいその時の従業員が300名ほどいたのだがその給与も今ある資材や資産をすべて売却し軽自動車だけ残したものの、平成21年2月3月あたりで本当に奈落の底まで落ち込んで、自殺までも考えましたね。保険金で何とか支払いができると思ったのでね。でもその時ちょうど後厄の時だったかな。

でもね、JC時代から今までの体験があったからこそゼロからの出発と思ってもう一度這い上がってみようと思い、近所の印刷屋さんから印刷機を借りて建築系の仕事なら何でもしますみたいな広告チラシを作り、リフォーム屋言わず営繕屋と称してお風呂のパッキンや雨漏りなど何でもしますという一からやり直していきました。
誠心誠意お客様と向き合いパッキン一枚1000円の仕事から100万円、1000万円の仕事につながっていきましたね。

例えば、地主さんから家屋の解体やその後の駐車場に変更等々、3年でそれなりの企業になりました。
そんな状況でも、蓄光製品の開発は続けていて、「非常誘導灯」製品として形になってきたので、ものづくり日本大賞に応募したら、内閣総理大臣賞を受賞することになり、またその受賞パーティーでは野田首相(当時)にCO2削減や災害時に役に立つので普及を提案。すると枝野経産大臣(当時)に是非福島県川内村にその工場を作ってほしいと言われ震災から1年ほど経っていたので、すぐに賞状もって、伊丹空港から福島に飛び、川内村役場に「こんな賞をもらったものですが」と尋ねて行ったら、村長が出てきてくださって、その場で即決したのだが、川内村は第一原発から20㎞ほどしか離れておらずはじめは、少し腰も引けましたが、風評被害であると知り、そのまま決行しました。

【三度目の窮地・ターニングポイント・繋がり】

そんな最中に、その有田焼の窯元が、いつも出資している金額よりも大きな金額を貸してほしいと連絡があったので、公証人役場で証書を巻き契約しお金を貸したところ、すぐに返済がストップし挙句には夜逃げし連絡が取れなくなり、また当時国との話が進んでしまっていて、これまた緊急事態に陥ってしまうことになったので、これじゃダメだと発起しまして、
その時いつもこの蓄光素材をどうにかしたいと、自分も建築屋で見て仕事を覚えた一人でしたから、有田焼を見様見真似で作ってみたのですが、素材(磁器の板)に蓄光顔料を塗って焼くと、熱による縮小率が違うので反ったりして使い物になるものが出来なかったのだが、あるとき、新製法を思いつきまして、全ての材料を混ぜ合せ、それを圧縮しつつ焼き上げたらどうなるかと(錠剤とかトローチとか薬品関係ではよく耳にした)そこで、薬品会社友人がおり、その方の力を借り、そういう薬品工業系の機械屋さんを紹介してもらうことになり、顔料自体混ぜ、それを圧縮して焼き上げれば商品となると確信し、今までとは全く違う製法を考え出し、自社の向かいの倉庫を借り、そこに圧縮機と電気釜4台を試作現場として毎回配合を変え試行錯誤しながら、毎日毎日碁石程度のものを焼き続けました。(数2.3万個)その結果、完成し量産用の機械も作成してもらったのだが、雇った人たちも始めての状態であったので、自分で教育なんとか販売までこぎつけたが、すぐに買い手はつかず、どうしようかと思ったがとにかく地道にしていった結果、不思議なことに元々、東京都との契約をしていた大塚オーミさんがこの部門から撤退することになり東京都メトロなどの仕事も自社がすることになりました。やはりこの蓄光製品は難しいのと、自分で開発し特許を取っているから勝手に真似できないから。

2年前に導入した商品も、一切クレームも出ず、割れもせず、発光も倍以上なのにも関らずコストは変わっていないと喜んでもらっています。

次に大阪メトロにも導入してもらえるように現在進行しています。

始めは門前払いでしたが先の地震や台風で大阪市長も考えて下さるようになって近い将来目にすると思います。

【発展・好転期】

最近の報道でもあった、タイの少年救出の件ですが、元々、タイにも法人があって、そこの責任者で現地法人の社長してくれている彼が、蓄光商品が役に立つと思い救出現場に持ち込んだことが、大きく報道されたというのが経緯でして、その彼は、昔に現地で事業していた時の通訳兼コーディネーターでそのことが縁で現在でも私の相方ですね。

自分の意志とは関係なく商品が前に出て行ったのはすごいことと思いますね。

【結び・自分の使命】

是非、ルナウェア(蓄光製品)の工場に見学に来てください。
色々案内します。

福島県の今の状況、震災から8年ほど経つが風評被害特に食物などかなり苦戦しています。

福島県産と書いているだけで買え控えされるのはとても残念ですから。

ルナウェアも大事ですが、復興も進めていかないと。

宿泊先も少ないので、福島に来てほしいと思い私が、作ったのが我逢人(ごほうじん)という施設があります。ぜひ来てください。

他に、川内村近辺の市などでアドバイザーを務めていたのですが、7月の再編時に副市長のお話を頂くが言葉濁しつつ色々な分野でのアドバイスできる方がと思っています。

まだまだ福島には飲食店も少なく自分で何とかしたいと思っていた矢先、タイ国営の石油公社からCafe Amazon(カフェ・アメィゾン)というタイ王国最大のコーヒーチェーン店との間でフランチャイズ契約を結び日本初出店をさせた。

今後は東京や大阪などにも出店を画策しています。

川内村のような田舎には、コーヒーだけ飲みに来るってことはしないので、食べ物も出した方がいいということで出さしてます。

【自社従業員への思い】

従業員には、注文的な考えはなく、主役は従業員で、特に福島の方々に活躍してもらいたいです。

僕たち経営人は黒子のように後ろに下がり表舞台に彼らを出していきたい。

純粋な気持ちだけでは復興は進まないのでそのためにビジネスとして黒子に徹して行くことです。

今後は、このルナウエアを足掛かりに自然災害対策の事業を進めていき一人でも多くの方々を救っていきたいのが目標ですね。

【結び・次世代の方々へのアドバイス】

振り返ると、JC時代のあの時の経験と、素晴らしい仲間に出会ったことが、今の自分を作っていると思います。

若い方々には是非とも「あきらめずやり続けると必ず道は開けます」

失敗も成功への道のりですね。ヤケドもしないとだめですね。

 

岩本社長ありがとうございました。

素晴らしいお話を頂けました。

【3/25終了】 ㈱ヨドック 代表取締役社長 大野 育生氏 『AI・IoTが変える未来社会のデザイン』 【第333回月例会】

SKC企振連・船場経済倶楽部第333回月例会の案内です。

【講師】㈱ヨドック 代表取締役社長 大野 育生 氏

【テーマ】「AI・IoTが変える未来社会のデザイン」

【内容】船場経済倶楽部の月例会は、会員相互の交流をより密度の濃いものにする為、お互いを知り、交流を中心にした異業種交流会の成果を求めて、原点である人と人の活性化を図る例会です。会員発表者による事業・商品紹介や今後の企業構想や将来の夢について のスピ-チと、当団体の主な活動委員会からの事業報告を受け、当団体の活動内容の理 解を深めて頂くことを主とした会を開催します。 今回は、㈱ヨドック 代表取締役社長 大野 育生氏にご登壇頂きます。
AI、IoT、フィンテック、クラウドなど最近のトレンドキーワードは、日進月歩で変化 してゆき、しかも目に見えないものなのでピンときません。しかし昨今のニュースで毎日話題となっているように、次世代の我々の暮らしや経済、金融を根幹から支えてく れることは間違いなさそうです。
身近に使われているIT技術がどのようなものなのか、我々の未来の仕事や暮らしはどう変化するのか、そして長期的に見て日本のIT業界はどのように成長すればよいのか等、お話いただきます。

●開催日時 2019年3月25日(月) 午後6時30分~8時30分

●開催場所   大阪第一ホテル(大阪マルビル)6F

●プログラム  ◎当倶楽部事業・活動報告 ◎会員スピーチ
        ◎交歓交流(名刺交換)懇親会タイム

●参加費   会員・初参加の方 ¥7,000
       その他 ¥8,000(共に懇親会費含む)

※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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【3月月例会の模様】


【終了】第449回早朝講演会 上方文化評論家 福井 栄一氏『元号と日本人:改元を目前にして』

SKC企振連・船場経済倶楽部第449回早朝講演会の案内です。

【講師】上方文化評論家 福井 栄一 氏

【テーマ】「元号と日本人:改元を目前にして」

【内容】今回の改元は天皇の逝去ではなく、あらかじめ期日が定まった退位に基づいて行われます。天皇退位は約200年ぶりのできごとです。安倍晋三首相は、三重県伊勢市の年頭記者会見で、5月1日の皇太子さまの新天皇即位に伴って改める新元号について「国民生活への影響を最小限に抑える観点から、先立って4月1日に発表する」と表明しました。4月1日に改元政令を閣議決定して今の天皇陛下が公布され、新天皇即位と同時に改元すると説明しました。皇位継承前の新元号公表は憲政史上初めてとなります。

日本人にとって元号は、西暦とともに今なお一年一年を把握する際の物差しとなっています。今回の改元を前に、元号と日本人の関係についても改めて考える機会として、顕学であり、ユーモアに溢れた講師氏の話術により、にじみ出すような笑いに包まれる中で、今一番ホットな話題を改元前に解説していただきます。
【開催日時】 2019年3月6日(水) 午前8時00分~9時30分

【開催場所】 大阪第一ホテル(大阪マルビル)6F
【参加費】 会員・初参加の方 ¥5,000  2回目のビジター ¥6,000

※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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【3月早朝講演会の模様】

【終了】第448回早朝講演会 近畿運輸局 局長 八木 一夫氏「大阪圏における交通・観光の現状と将来」

SKC企振連・船場経済倶楽部第448回早朝講演会の案内です。
【講 師】近畿運輸局 局長 八木 一夫氏
【テーマ】『 大阪圏における交通・観光の現状と将来 』
【内 容】近畿運輸局の八木局長は「関西で開かれる国際イベントを支えるとともに、イベントを活用して訪日外国人客の増加を通じた関西の発展に寄与したい」と語られ、一方で、訪日外国人客の急増で一部の観光地では地域住民への生活に影響が出ているとして「貸し切りバスの路上駐車による渋滞対策も必要であり、交通の観点から持続可能な観光を目指す」と就任時の会見で報道各社に話された。又、その中で、3つの柱として「安全安心の確保」「公共交通網の維持発展」「観光振興」を掲げられ、人口減少が進む地方での公共交通の維持に向け、自治体との連携などを進めるほか、豪雨や地震などの災害は「行政の最重要課題として対応しないといけない。自治体や交通事業者などと連携して防災体制を強化したい」ともおっしゃる。特に万博の開催に向けた、交通インフラの整備に注目が集まるところですが、緊急災害時等に迅速・的確に対応できるように体制にも十分に対応策を練って望んで頂きたいと期待いたします。
【開催日時】2019年 2月19日(火)午前8時~9時30分
朝食:午前8時00分~
講演:午前8時30分~9時30分
【開催場所】 大阪第一ホテル(大阪マルビル6F)地図はこちら
【会  費】会員・初参加の方 5,000円、2回目のビジター 6,000円
※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。

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【2月早朝講演会の模様】

  • 中小機構
  • 異業種連携協議会
  • ミラサポ
  • 関西経済同友会
  • 大阪起業家スタートアップ
  • 大阪日華親善協会
  • 日本国際連合協議会
  • 近畿大学
  • 船場倶楽部
  • 日本ライトハウス
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