【3/15終了】(株)カトープレジャーグループ 代表取締役兼CEO 加藤友康氏【第478回早朝講演会】
SKC企振連・船場経済倶楽部第478回早朝講演会の案内です。
【講 師】(株)カトープレジャーグループ 代表取締役兼CEO 加藤友康氏
【テーマ】『日本のレジャーをもっと楽しく!』
【内 容】 1962年の創業以来、カトープレジャーグループは、現在「世界に誇れる日本の良さ」、「日本のレジャーをもっと楽しく!」をテーマに、ホテル、旅館、スモールラグジュアリーリゾート、公共リゾート、スパ、エンターテインメント、レストランなど全国で展開され、独自のプロデュースで多岐に亘る一大レジャー企業へ躍進されておられます。その加藤社長にご講演いただきます。今回のご講演は2回目ではありますが、前回は2006年と15年前になりその当時は、継承後20億の負債からの脱却「再生のシナリオ」と題してご講演をいただきました。今は、その土地の個性を生かした事業開発を手掛けられ、最近では、「ふふ」という名で有名となった高級旅館や高級志向のキャンプ「グランピング」などが各メディアでも取り上げられています。では、15年前の当時からどのように変わられてきたのか、また、世界中で多くの変化をもたらしたコロナ禍でも、この状況をどのように捉え、どう企業として飛躍させるかなど、今もなお、一大組織の運営などそのマインドもお聞きできるのではないでしょうか。是非ご参加ください。
【開催日時】2022年3月15日(火) 朝食:午前7時30分~8時00分(時間厳守)、講演:午前8時00分~9時00分
【開催場所】大阪第一ホテル(大阪マルビル6F)
【参加費】 会員・初参加の方 講演のみ 4,000円・朝食付き 5,000円、2回目のビジタ- 講演のみ 5,000円・朝食付き 6,000円
※当日のキャンセルはキャンセル料を申し受けます。
※当日はZOOM(有料)での配信も行いますので詳しくは事務局までご連絡下さい。
※当日、会場ではドリンク(コーヒー・紅茶・ソフトドリンク等)のご用意をしております。
どなたでもご参加いただけます。参加希望の方はこちらからお申し込みをお願いします。
新型コロナウイルス感染症の状況並びに行政の方針により、内容の変更・中止の場合もあることご了承ください。
<会員の皆様よりいただいた質問を加藤社長にお送りし、ご回答を頂きました>
[ご質問1] 地域再生をされておられ、特にインバウンド需要が減り、苦しいところではあると思うのですが、2025大阪・関西万博が開催されるにあたり、
カトープレジャーグループとして何か考えておられることはおありでしょうか?
【回 答】 2025年国際博覧会に関しましては、 経済産業省で結成された「 2025年国際博覧会検討会」の委員をさせていただいておりしたが、現在、弊社としては具体的に検討している案はございません。私と致しましては、地域全体が盛り上がるようなプロモーション戦略が大切だと思います。
例えば、ローカルエリアの路地裏の魅力を世界各国の人たちに届け、実際に足を運んでいただき、そこから街全体が潤うような戦略の立案が重要だと考えています。
[ご質問2] 素晴らしいご講演ありがとうございました。カトープレジャーグループ様が、日本のレジャー業界にとってなくてはならない存在であると思いました。御社が色々なレジャー事業を実行されておられ、加藤社長が、これから日本に必要であるというものがございましたら構想がおありでしたらお伺い出来ますでしょうか。
【回 答】 日本のレジャー事業の課題として、特にローカルエリアにおいて海外富裕層の受け入れができていないように思っています。海外への
インフォメーションがまだ不足していると感じており、海外において日本各地域の素晴らしさをプロモーションすることが非常に重要だと考えています。
弊社と致しましては、今後日本のオリジナルブランドを確立していきたいと思っています。例えば、弊社で展開しているスモールラグジュアリーリゾート
「ふふ」では、一つのビジネスモデルを各地域に展開するのではなく、日本の四季や、各地域ごとの素晴らしさにフューチャーし、それぞれの地域の魅力を
最大限に引き出す施設づくりを目指しています。
[ご質問3] 本日のご講演ありがとうございました。
近畿大学が2025年で100周年を迎えますが近大と組んで今後何か取り組まれるご予定はございますでしょうか?
早慶近と世耕石弘さんが提唱され、早稲田や慶応大学から何を根拠に言っているのかとクレームがあったとお聞きしていますが、偏差値で早慶近が実現し近畿大学が関西を代表する大学へと発展して欲しいと願っています。
そこで、加藤社長は今後の教育についてどういう分野に注力する事が必要だとお考えでしょうか。 難しい質問かと思いますがどうぞよろしくお願いいたします。
【回 答】 現在、KINDAI SUMMITのボードメンバーを務めさせていただいており本年4月1日より、近畿大学交友会の幹事を受嘱させていただきました。
近畿大学のブランディングは、世耕石弘先生がリーディングされており、素晴らしいものになっていると思っています。
教育については、今も行っておられますが、今後もエリート大学とは異なる「近畿大学オリジナル」を発信していくことが重要だと考えています。学生たちが日本のマーケットの中で、ベンチャーとして、またハングリー精神を持ってどのように取組めば成功に近づくことができるのかを教育し、そして、夢をもち、夢に向かって努力した学生たちが報われ、成功体験をして頂くことが大切だと思っています。
[ご質問4] カトープレジャーグループにおいて現在多くの社員を雇用されていると思いますが、日本は高齢化社会で若年層の労働人口が減少傾向にある状況で、雇用に対してどういった取り組みをされていますでしょうか。業務のDX化や外国人労働者の受け入れなど工夫をされておられることがあればご披露頂けないでしょうか。
【回 答】 弊グループでは、外国人採用、障がい者採用等への取り組みを行なっております。日本では少子高齢化、若年層の労働人口減少が進んでいると言われておりますが、これからの時代は高齢者もプライベートを謳歌しながら働く時代になってくると考えています。健康年齢が延びていく中で、例えば75歳くらいまでの方達が働くような市場とならなければ、日本社会の労働人口は不足していくことになっていくと思っています。
また、労働の問題については、さまざまな作業の機械化、AI化も進んでおりますが、人間が担うべき業務について考えていく必要があると思います。私は、
ホスピタリティ産業は人間が担っていく必要があると考えています。
[ご質問5] (事務局からの質問)
船場経済倶楽部では船場地域の活性化を考えており、中央大通りの堺筋から御堂筋の南北の中央大通りを週末のみ遊歩道化して、日本や世界が注目するイベントが出来ればと考えています。
国に対して求めているのは、デジタル特区として船場のシリコンバレーとして遊歩道を利用して様々なデジタルコンテンツが体験できるゾーンの構築と、日本や世界中のキッチンカーを集めて食の文化大阪をさらにアピールしたいと考えています。
行政との調整で、非常に骨を折る作業ではありますが、実現できればと調整をしているところです。
加藤社長ならば、どの様にプロジェクトを進めることが重要だとお考えでしょうか? お知恵をお借りできればと思っております。
【回 答】 イベントは素晴らしいものは沢山あるはずだが、実際に耳に聴こえてこないもの多いように思います。中長期的なブランディング戦略、そして
プロモーション戦略が重要ではないかと考えております。