株式会社森林経済工学研究所 代表取締役 今井克彦様

森林経済工学研究所 今井代表

取材日)

2017年3月22日

取材先)

株式会社森林経済工学研究所 http://shinrin-ken.co.jp/

代表取締役 今井克彦様

船場経済倶楽部)

田中理事長、大野、前川、赤松

 

今日の取材先は、田中理事長より推薦(大阪国際フォ-ラムの事務局長よりのご紹介)で阪大発ベンチャー企業の㈱森林経済工学研究所 代表取締役 今井克彦社長です。

2002年9月に阪大フロンティア研究機構の研究成果を利用して大学発ベンチャーとして設立され、当時の代表は藤田宜紀様で現在の代表取締役は今井克彦様です。

まず池田駅よりほど近い古民家を利用したオフィスは何とも興味がそそる空間で、中に入ると大学教授でもある社長様にぴったりの雰囲気、書類や研究途中の成果物がそこらかしこにあり、何かすごそうと言うのが第一印象でした。2階には院生が下宿されていると言う事でした。

主な事業は「国産木材の総合利用」と「建築耐震改修リニューアル」「日本の林業復活と森林再生による環境改善」に挑戦するとの事。

「 耐震性の劣るコンクリート建物の耐震補強」は独自の技術で提携ゼネコンも全国にあり、他社も真似するほど素晴らしい技術ですと言う事です。確かに街中ですごくよく見かけます。

あと木造スペースフレーム(Pat. P.)は、2003年日経優秀製品・サービス賞 優秀賞 日経産業新聞賞、2004年優良木材施設・農林水産大臣賞をされており、間伐材等の中低品質材を有効活用した一般の引張強度は1トンほどが、6トンもの強度が出ると言う優れもの、木造の常識をこえる高精度部材(管理目標±0.2mm)、現場施工時の寸法調整不要(熟練不要)、押し出しバネによる簡単施工、劣化部材の部分的脱着が容易など、優位項目が多数、またそれを利用した建築物が大空間を素晴らしく演出するものでした。

日本が抱えている森林の問題に始まり、その活用方法、これらを使った付加価値想像が目的であり、有効利用ではダメなんだと強くおっしゃったことが印象的でした。

あと東北大地震の後、津波避難場所に関しても、普段使いをして、行きなれた所でないと有事には役立たないと言うような持論など、どんどん出てくる素晴らしい建築に関するお考え。日々実験、日々改良の姿が素晴らしく、様々な建築施工技術にはイノベーションを感じました。

今井社長、ありがとうございました。

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